13才の矯正中の患者さんの模型です。オレンジが昨年7月の初診時で黄色が今年3月の模型です。

ただ今矯正中

見にくいですが、この患者さんの主訴は”左上の犬歯が八重歯になっていて食べ物が食べにくい。

骨格分析すると前方と側方に拡大が必要でした。もちろん非抜歯です。抜歯をして、アーチを小さくはしません。

黄色い模型は、アーチがかなり大きくなっているのはわかりますか?

急速拡大装置は使っていません。がたがたも改善しています。

一体何を使ったかというと本人の筋肉です。もちろんワイヤーの力も借ります。

エッ????ですね。筋機能トレーニングです。歯は舌、口唇、口角、ほっぺたの筋肉のバランスが取れたところに並びます。まだまだ途中ですが、本人も日常生活習慣に気を付けながら、トレーニング頑張っています。

筋肉がきちんと育っていないとワイヤーを外したあとに、後戻りをおこすよと、来院のたびに言い聞かせています。

ガチガチの筋肉で狭くなったアーチ[歯列]の中で歯を抜歯をしてデコボコの歯を並べていくのではなく、年齢に応じた顎の大きさを分析し、成長発育を促しながら歯を並べていく矯正を行なっています。