赤ちゃんがお腹の中にいるときから予防は始まっています
子供に虫歯を作りたくない。丈夫な歯でいて欲しい。
自分が虫歯で苦労したので、子供だけには痛い思いをさせたくない。
丈夫に健康に育てたい。
先生どうしたらいいでしょうか?良く、お母様から尋ねられます。
予防はいつからでも始められます。一番理想的なのは、赤ちゃんがお腹のなかにいるときから始めることです。何故なら、妊娠第6~7週の頃から赤ちゃんの歯の形成が始まるからです。
お腹に赤ちゃんがいる時から、健康と栄養管理に注意することが歯の丈夫な子にするためとても大事なんです。
えっ!もう、生まれてるんですけど、とあきらめないでください。
できるだけ早い時期に予防をはじめましょう。
第一のピーク
虫歯に最もなりやすいのは乳歯が生え始めから生え揃う(1~3)から永久歯が生えてくる小学生の頃までです。特に6臼歯が生えてくる時期と12臼歯が生えてくる時期は注意が必要です。
第2のピーク
次に、仕上げ磨きもしなくなり、塾や部活などで生活が不規則になりがちな中学、高校生の時期です。この頃になると親の言うことなど聞きません。???
第3のピーク
成人期を迎えると1度落ち着きますが、40歳前後から歯周病による虫歯のピークを迎えます。
(歯根部の露出が原因です)
40歳過ぎからは歯周病にも悩まされがちです。
歯を失う1番の原因は、子供の頃からの虫歯の治療の繰り返しです。
虫歯になりやすい時期に沢山虫歯を経験すると、治療しても歯の質が弱くなったり、再発しやすくなったりします。これを大人になっても繰り返す悪循環が歯を失う大きな原因だと考えます。
虫歯は原因も予防法も分かっている病気です。
しかし、人によって虫歯をつくるリスクは違います。
予防を早く始めるほど簡単で効果的です。
歯並びを含め健康な永久歯列を完成させるまで、できるだけ早い時期からお子さんの歯を守り育てていきませんか?